前回書きましたが、私達のキャンピングカーは電気を使いたいときには発電機を使うという設計のため、サブバッテリーは非常に貧弱なものしか積んでいません。
そのため、電子レンジや電気ポットを使う時には発電機を使うしかありませんでした。しかし発電機の欠点は騒音。そのため、「ちょっとだけごめんね~」という時も正直ありました。
そんな不便さを解消するために思い切ってポータブル電源をキャンピングカーに積むことにしました。購入したポータブル電源は
EcoFlowのDELTA2です。主な特徴としては
- リン酸鉄リチウムイオン電池搭載でサイクル寿命は約3,000回
- バッテリー容量1,024Wh
- 1,900Wの高出力に対応
- わずか50分で80%まで充電可能
実際に使ってみて
電子レンジなどを発電機をつけずに使えるのは本当に便利です。周りに迷惑をかけてしまうことを気にせずにつかえるので気持ちも楽です。
容量についてですが、1024whというのはかなり大きい容量かなと思っていましたが、実際に使ってみると、電子レンジや電気ポットがどんどん電気を消費していきます。またスマホやタブレット、モバイルルーターなどのIT機器の充電でも電気を消費するので、朝になると10~30%くらいまで充電容量が減ってしまいます。これではもう1日はもちません。
そんな状況で充電が早いというのは本当に助かります。朝の1時間でDELTA2は満充電になります。充電に8時間以上かかるようなポータブル電源ではこのような使い方はできません。
見にくい動画で申し訳ないのですが、DELTA2への充電をスマホでモニターしている動画です。1.19kw~1.2kwでグイグイ充電されています。DC出力の方にも流れていますが、これはUSBに接続されている機器へパススルー充電(ポータブル電源本体を充電しながら接続されている機器にも充電すること)をしているためです。
充電が遅いというのは、普段モバイルバッテリーを使われている方はわかると思いますが、スマホへの充電の速さは進化しているのに、モバイルバッテリー本体への充電は本当に時間がかかります。そのため急いでいるときにモバイルバッテリーの充電ができていないことがわかったら使うのを諦めるしかありません。
発電機を積んでいるキャンピングカーにとっては本体への充電が爆速なDELTA2は最適なポータブル電源だと感じています。
ポータブル電源を積んだあとのサブバッテリーの役割
サブバッテリーの役割としては冷蔵庫の駆動、暖房用FFファンヒーターの駆動のみとなります。室内の照明はポータブル電源に接続をしました。これでサブバッテリーもだいぶ負担が減るでしょう。
使うときに気をつけなくてはならないかもしれないこと
ipadなどタブレット端末でバッテリー容量が大きいものは発電機をつけているときにも充電をしたほうがいいかもしれません。結構ポータブル電源の充電を消費します。
ACコンセント使用はできるだけ減らして使用した方がいいです。ポータブル電源に積まれているバッテリーは直流で出力するため、交流に変換して使うだけでロスが生じるため、充電した電気が無駄になってしまします。